闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

名探偵コナン 87

病気の多く出てくる名探偵コナンですが今回は「拒食症」と「ノイローゼ」が

「FILE.6 蘭GIRL 前編」「FILE.7 新一BOY 後編」に出てきました。

 

 

娘に家を出ていかれた「ノイローゼで拒食症」の女性が幼稚園だった時の毛利蘭を誘拐し、自分の娘として育てなおしたい…というアブナイ話でした。

そんな事を考えるような人だから娘は家出をしたんじゃないですかね?

 

このころからコナン(新一)の推理は冴えていたのですが、こんな幼稚園児いたら怖いですよ…

 

ところで蘭は幼稚園の時の「新一」の顔と幼稚園の時の「事」をはっきりと覚えています。それなら小学生になったコナンが新一とすぐわかるはずでは?と思いましたが考えるだけ無駄なので考えるのを止めました。

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名探偵コナン 88

著者 青山剛昌

発行者 佐上靖之

発行所 株式会社小学館

2015年8月23日初版第1刷発行

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奇跡が起こる「超少食」 実践者10人の証言「超少食で難病が治った!」

甲田光雄さんの書いた「超少食」の本です。

ありとあらゆる難病が少食や断食で治るという不思議な本です。

 

作者の甲田さんが慢性肝炎・胆嚢胆道炎・十二指腸潰瘍・大腸炎などお腹の中が全部病気のような状態になりますが、超少食で治っています。

 

そして実践者10人の証言もなかなか衝撃的。いわゆる難病といわれる病気がほぼ完治しています。

脊髄小脳変性症・脊髄性筋萎縮症・筋ジストロフィー甲状腺がん・肺がん・前立腺がん・再生不良性貧血・原田氏病・潰瘍性大腸炎・悪性脱毛症・C型肝炎・右上腕神経麻痺…等々、難病がぞくぞく治っています。

 

生菜食という食事療法をすることによって少食を実践するのですがかなり厳しいです。

ほぼ野菜のみを毎日食べ続けるという地獄のような日々を送るのですが、難病が治るのであれば実践する人は多いのではないでしょうか。

実践者の感想も「他の物を食べたい」という気持ちが多く書かれていました。

ほとんどの人が千カロリー以下なのでふらふらになりそうなものですが実践者は顔写真を見ても元気いっぱいです。

 

生菜食で筋ジストロフィーが治っているのが凄い…たまたま本人の体に生菜食や超少食があっていた…という気もしますが難病が治るのならば頑張れるかも?

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奇跡が起こる「超少食」 実践者10人の証言「超少食で難病が治った!」

著 全国健康むら21ネット

監修 甲田光雄 

発行者 秋山太郎

発行所 株式会社マキノ出版

平成19年10月19日第1刷発行

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羅小黒戦記 ロシャオヘイセンキのポスター

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羅小黒戦記のポスター。見たのですが自然破壊が生々しいなぁと思いました。ムゲンがナルトのネジ(ナルトではネジが好き)みたいでとても気に入りました。

新・はたらく犬とかかわる人たち 1 福祉でがんばる! 盲導犬・聴導犬・介助犬

はたらく犬とかかわる人を紹介している大型本です。

盲導犬聴導犬介助犬・訪問活動犬・セラピー犬などをメインにタレント犬も紹介しています。

 

犬と一緒にいると良い事が多い事がわかります。

 

一番のメインは盲導犬です。盲導犬の美しさがよくわかる写真が多いので見ていても楽しいです。

盲導犬介助犬は犬種がほぼ固定されている場合が多いのですが、聴導犬はいろいろな犬種がいてとても可愛らしい。

 

タレント犬についても書かれています。「福祉でがんばる!」とタイトルに入っているのにタレント犬について書かれているのが少し謎です。

ソフトバンクのCMなどでもタレント犬が活躍しているし今後もタレント犬の需要はありそうです。

 

犬の持つ能力が良くわかる本でした。

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新・はたらく犬とかかわる人たち 1 福祉でがんばる! 盲導犬聴導犬介助犬

編 こどもくらぶ

発行者 山浦真一

発行所 株式会社あすなろ書房

2018年11月30日初版発行

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崩れる脳を抱きしめて

主人公は碓氷蒼馬。富裕層向け療養病院「葉山の岬病院」で働く為に神奈川にやってきたことから物語が始まります。

碓氷さんは父が借金を作り女と出て行った件に対して父を恨んでいます。

 

病院設定のはじまり方で「あ、患者と恋に落ちるんだな」と思いましたがそうでした。

出会った女性は「膠芽腫(グリオブラストーマ)」で余命数か月で入院している「弓狩環」。

お金持ちで長い黒髪の華奢な垂れ気味二重で空色のブラウスにカーディガンを羽織っています。筆とパレットをもってイーゼルに向かい絵を描いています。

お、お、お…この時点でお腹いっぱい。ノンフィクションの病人設定のオンパレードですよ。

 

ノンフィクションの病人のテンプレートと言えば10個あります。

①美形(ノンフィクションの病人は不細工であってはならない)

②お金持ち(ノンフィクションの病人は貧乏であってはならない)

③天涯孤独(ノンフィクションの病人は孤独である方が話が運びやすい)

④絵を描いている(ノンフィクションの病人はただ寝っ転がっているだけではない)

⑤かっこいい名前もしくは苗字(ノンフィクションの病人は決して平凡な名前ではない)

⑥女性ならワンピース着用(ノンフィクションの病人は今時のファッションをしてはいけない)

⑦忠実なペットがいる(ノンフィクションの病人のしもべは賢くなければいけない)

⑧車椅子(ノンフィクションの病人ははかなげでなくてはいけない)

⑨現在恋人なし(ノンフィクションの病人は恋人がいない方が話が進む)

⑩華奢(ノンフィクションの病人はデブであってはならない)

⑦と⑧以外はすべて当てはまりますね。ノンフィクションの病人のテンプレートいただきました!

 

実際に余命数カ月の女性が一般男性が一目ぼれするほどの美貌を保てるかどうかは疑問なんですよね…実際に余命数カ月の人をみると「死」が顔にでるので恋よりも先に「気の毒」と思うので一目ぼれなんて軽々しくできないと思います。

そして余命数か月で恋に落ちる病人ってのはアリなんでしょうか?私的にはナシです。弓狩さんは美人だったのに今まで恋人等はいなかったのでしょうか?

 

途中で碓氷さんが「本当の恋を知った!!」とハシャギまくるのですが今までのセフレ話とかがさんざん語られた後だったので「そっか」と冷めてしまいどうしても碓氷さんを冷ややかな目で見てしまいました。

 

もと恋人で現在セフレの「冴子」の存在が都合よすぎて不自然です。

献身的に碓氷さんを支えているのですが…こんな女性いないでしょ??自分が愛されないとわかっていながらも碓氷さん(恋を知ったと大はしゃぎ中)を支えるなんてバカバカしすぎるので見放したら良いのでは?と思いましたよ。実際の女性は自分に愛が向かなくなった男性を支えることは無いです。(お金とか自分にメリットがある場合を除く)

 

お話の内容としては「謎解きミステリー」になるのかな?ヒロインの病人設定を外した方が良かった気がする…

 

最後に一言だけ言わせてほしい。

「他人の遺産相続の話に首を突っ込むな!!」

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崩れる脳を抱きしめて

著者 知念実希人

装画 げみ

発行者 岩野裕一

発行所 株式会社実業之日本社

2017年9月25日初版第1刷発行

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名探偵コナン 84

名探偵コナンには多くの病気や障害が出てきます。

「FILE.6 ギスギスしたお茶会」「FILE.7 ゼロ」「FILE.8 高速の飛沫血痕」では「虫垂炎」と「インフルエンザ」が話のキーポイントとして出てきました。

 

毛利小五郎の妻、毛利英理が「急性虫垂炎」で入院した事から物語が始まります。

当たり前のように入院している病院で殺人事件が起こります。

高坂樹里(42)を見舞いに来た須東伶菜(42)が紅茶を飲んだ後に死亡するのですが…コナンをずっと読んでいる人ならすぐに犯人が想像できます。

紅茶の用意が出来た「高坂樹里」が犯人でしょ?とか思いながら読むとやっぱりそうでした。

高坂樹里は自分の息子にインフルエンザをうつした須東伶菜(実際にはうつしたのは須東伶菜の息子)を心底恨んでおり殺人に至ったという結末。

高坂樹里の偉い所は実際にインフルエンザを我が息子にうつした須東伶菜の息子ではなく伶菜を殺している所でしょうか…

(こういうのは偉いとは言わないのか?)

 

息子の受験の失敗を恨んで殺人とかバカみたいだなあ…と思いました。

実際に受験を失敗した樹里の息子が伶菜の息子を殺すのはわかりますが…息子の受験の失敗の恨みを親が果たすのは違うんじゃないかなあ…

(高坂樹里の息子が出てこなかったので実際にはすごく恨んでいたのかもしれませんが…)

 

まあコナンの世界なので殺人は日常なんでしょうけど。

 

この単行本は最初にカラーページがあってとてもキレイです。

次巻からは「緋色」シリーズが始まります。病気や障害がバンバン出てきそうな予感がするので楽しみ。

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名探偵コナン 84

著者 青山剛昌

発行者 佐上靖之

発行所 株式会社小学館

2014年7月23日初版第1刷発行

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ジョイスティック車で大陸を駆ける 障害あっても移動しやすい未来を

ジョイスティック車でアメリカを走る貝谷嘉洋さんが書いた本です。

全体的に車のお話がメインなので車に興味が無いとあまり面白くないかも。

そこまで苦労してアメリカを駆け抜けなくても良いのでは?といった感想です。

最初から最後まで本人が運転するわけでは無く、介助者の人なども運転しているし…

免許を持って車を運転して一人前という感覚がこの本全体的に漂っているの免許が無い人が読んだら辛いと思います。

 

貝谷さんが車に対して愛情を持っている事がわかりました。

 

パーソナルアシスタントのジョンさんと日本からやってきたイシダさんが貝谷さんの介護をされているのですが、ジョンさんはこういう人という紹介があったのですがイシダさんの紹介はなくどのような人かわかりませんでした…

イシダさんがどんな人物かもっと知りたかったです。

日本からアメリカに来て介護をされているのだからドラマチックな人生だったと思うのですが。

準備期間を含めて三ヵ月もイシダさんは一緒にいたと書かれていたのに個性が全くわからなかったのが残念。

 

「13本の助骨」の話は男性目線のお話で女性目線から読むと不要だったかな…

全体的にせまってきたリディアさんが悪い風に書かれていましたがこれは男性側の責任です。

そりゃミキさんも会いたくなくなるわ…と思いました。

好意を持っていた男性が他の女性と同じベッドでイチャイチャしていたらショックですよね…

 

最後は障害を持った方と自動車についての内容が続きます。

みんながみんな自動車に乗りたいと思っているわけではないとは思うのですが、ここでも「免許があって一人前」という雰囲気た漂っていて不思議でした。

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書評・レビューランキング

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ジョイスティック車で大陸を駆ける 障害あっても移動しやすい未来を

著者 貝谷嘉洋

発行者 林克行

発行所 株式会社日本評論社

2003年1月25日初版第1刷発行

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雨上がりに咲く向日葵のように 「余命半年」宣告の先を生きるということ

肝臓がんでお亡くなりになった山下弘子さんの本です。

本書の帯と表紙の撮影の様子があるのですが美しく可憐で白いワンピースが本当に良く似合っています。向日葵の花束も可愛らしい。

2017年6月撮影のウエディングドレス姿や前田ともきさんとのツーショットなど愛が溢れている写真もあります。

がん患者の中でも特に容姿に恵まれている方のためこうした写真が多く残っているのも今となっては悲しいですね…

 

28ページに「いわゆる著者の方が亡くなった後に出る感動できる闘病記といった類のものではないと思います」と書いてあるだけあって、闘病記というよりも自分語りに近い本です。

山下弘子さんの学生時代や生き方などが淡々と語られています。

病気の治療に関してはいろいろ恵まれているため普通の人だと「羨ましい」と思ってしまうのではないでしょうか…

母親の事は驚くほど書かれていましたが父親や妹、弟の事についてはほぼ出てこずどんな性格だったのかつかみきれませんでした。

 

巻末に夫の前田ともきさんの言葉がありますが他者に丸投げで残酷…

「どうか次の人生では、健康に生まれて、素敵な人に出会って、子供を授かって、また、素晴らしい人生を歩んでほしい。彼女の次の人生もまた、笑顔と光で包まれていることを心から願ってやまない」

と書かれています。

え…次の人生は他者に丸投げ?心底愛していた人ならば次の人生も出会って一緒になって一緒に人生を歩みたい…のではないの?

今の人生が終われば他者にまかせてもいいんだ…と思ってしまいました。

私は生まれ変わりは信じていないので「次の人生」という発想は出てこないのですが、前田さんのこの言葉は酷いなあ…と感じてしまいました。

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雨上がりに咲く向日葵のように 「余命半年」宣告の先を生きるということ

著者 山下弘子

発行人 蓮見清一

発行所 株式会社宝島社

2018年7月6日第1刷発行

本書は2014年12月に刊行した『雨上がりに咲く向日葵のように 「余命半年」宣告の先を生きるということ』を増補・改訂し文庫化したものです

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病と障害と、傍らにあった本。

病や障害と向き合っている人が傍らにあった本を紹介する本です。

 

齋藤陽道さん 感音性難聴

頭木弘樹さん 潰瘍性大腸炎

岩崎航さん 筋ジストロフィー

三角みづ紀さん 膠原病 全身性エリテマトーデス

田代一倫さん うつ病 双極性障害

和島香太郎さん てんかん

坂口恭平さん 躁鬱病 双極性障害

鈴木大介さん 脳梗塞 記憶障害 高次機能障害 

那覇潤さん 双極性障害

森まゆみさん 原田病

丸山正樹さん 妻が頸椎損傷

川口有美子さん 母がALS

 

いろいろな病気や障害と向き合う人のブックガイド、本の紹介…と思いきや、双極性障害の方が三名もいますよ。精神病が増えてきているとはいえ12名のうち3名が同じ双極性障害とは…

 

紹介している本は全体的に「よそいきの本」ばかりな気がする。実際に読んでいるのはもっと砕けた本なんじゃないかな?と思うのですがどうでしょうか。

全体的に「タイトル聞いた事があるような」本を紹介しています。

 

その中でも「荒川アンダーザブリッジ」が紹介されていて光り輝いていましたよ…私としてはこういう漫画やくだけた雰囲気の本の紹介が多いと嬉しかったかも。

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病と障害と、傍らにあった本。

著者 齋藤陽道 頭木弘樹 岩崎航 三角みづ紀 田代一倫 和島香太郎 坂口恭平 鈴木大介 與那覇潤 森まゆみ 丸山正樹 川口有美子

発行者 清田麻衣子

発行所 里山

2020年10月31日初版第1刷発行

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