脊髄小脳変性症という難病によって体の自由が奪われていく少女の書いた日記をまとめた本です。
この脊髄小脳変性症は精神や知能は衰えることなく体の自由が奪われていくという残酷な病気で日記を読んでいても作者の体がじわじわ衰えていく恐ろしさが手に取るようにわかります。
初期ではまだ歩けた作者が本のラストあたりでは寝たきり状態…
あまりにも残酷すぎる…
普通学校から養護学校への転校も辛かっただろうなあ。
厳しい闘病生活の中で毎日の日常を日記に綴っている名作だと思います。
私が読んだ1リットルの涙は84刷でした!
「何だね、その歩き方は?幼稚園の子みたい」
等と文句をつけていた男子生徒は地獄に落ちろと思った人は多いでしょうね。
1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記
著者 木藤亜也
発行所 株式会社エフエー出版
1986年2月25日第1刷発行
2006年2月15日第84刷発行
↓私が読んだ本は黄色い帽子の女の子が表紙の本です。水色の表紙の本もお洒落!
1リットルの涙はドラマにもなっていたのでご覧になった方も多いのでは?
もちろん私も見ました。
亜也役の沢尻エリカさんの可憐な美しさが光っていましたね!
3月9日も好きな曲なので作中でよく流れて癒されました。
おもらしのシーンを好意を抱いている男の子に見られてしまうエピソードがあるのですがかわいそうすぎました。
錦戸亮さんの演じる麻生君もかっこよかったですね。
原作通りそのままドラマにしてほしかったのですが亜也さんのお母さんが「亜也にも恋愛をさせてあげたかった」という要望をうけたそうなので納得しました。
麻生君エリートすぎてありえないキャラだなーと思いながら見ていました。
泣くシーンが美しかった…
薬師丸ひろ子さんのお母さんと陣内孝則さんのお父さんも素晴らしかった…
エンディングに本人の写真を持ってくるのはずるいです!