1リットルの涙の木藤亜也さんの詩をまとめてある本です。
亜也さんの実際の日記の文字が掲載されているのですが、病状が進むにしたがい判読が難しい文字になっていくのが残酷です。
最初に掲載されてある日記の文字はきちんとしているのですがラストページあたりは乱れ病状の悪化がありありとわかって心苦しい…
「動けない 悔しい」
と乱れた文字で書かれたページが辛いです。
詩は感動的というよりは日常的な詩なのでさらっと読めます。
若い女性の感性ですね。
日記の抜き出しもあるので新鮮味は欠けます。
表紙の絵が中身と全くあっていないので何とかならなかったのかなーと思いました。
緑色の表紙にほほえみながらスッキリ立っている女性って…
美しい絵ですが1リットルの涙とはイメージが違う気がする。
71ページの女の子が大きな鉛筆の上に立っている絵の方が表紙っぽいです。
お手本なしの人生 『1リットルの涙』亜也の詩(うた)
著者 木藤亜也 木藤潮香
発行所 株式会社小学館
2006年12月1日初版第1刷発行