ダウン症の女の子アイちゃんが一年生から二年生になるまでのお話。
クラスのみんながアイちゃんのことを自然にうけいれてサラっと手伝ったりする様が大人顔負けで驚きます。
大人だとこうはいかない…
どうしても障害のある人にベッタリしてしまったり避けてしまったり大人ならではの行動をしてしまいがち。
子供ってすごい。
一般の小学校では障がいのある子どもは特別学級にいて、たまに普通クラスに来るというお客様扱いの事が多いのですが、ここでは一緒に学んでいます。
素晴らしい事だと思います。
私の通っていた小学校は障害のある子どもは特別クラスで固定されていました…
⁽子供の数が多いので先生の目が届かない理由などがあったようです⁾
作中で「八木山動物公園」に遠足に行く場面があります。
八木山動物公園が「セルコーホーム ズーパラダイス八木山」という名前に変わった後に一度行きました。
青い椅子や建物など、実際に行ったことがある場所だったので嬉しく思いました。
仙台のお話なので避けることはできない２０１１年３月１１日の大地震の事が出てきました。
二ページに渡り壊れた家屋の写真が使われているのですが、さすがに水色一色にしてあります。
子供には厳しい写真ですね。
アイちゃんシリーズは後２冊あるので読むのが楽しみ。
アイちゃんのいる教室
高倉正樹 文・写真
発行所 偕成社
２０１３年４月初版１刷
