トゥレット症候群の男の子リョウが主人公。
外国で書かれた本だからかわざわざ登場人物の名前を日本風に変えています。
リョウはわかるけどマサトって…
いや、本当にマル・レスターさん(著者)がリョウやマサトという名前で登場させたのかもしれないし…
登場人物の名前を国によって変える翻訳は好きではないのでもやもやしながら読みました。
イギリスやアメリカのバディシステムについては選ばれた子供はたまったものじゃないような気がするのですが…
⁽バディシステムとは →→ 助けを必要としている子の相棒に思いやりがあって親切で分別のある生徒を教師がえらび、一緒に過ごすことを進めるシステム⁾
強制的に相棒にされるってひどくない?
その子(先生に選ばれた子)も自分の好きな友達のそばにいたいとか無いの?
思いやりがあって親切で分別のある生徒ってだけで心の病気になりそうな予備軍なのに先生から頼まれたら断れないような気がします。
外国人だからはっきり嫌なら嫌って断れるのかな?
ネットでバディシステムを検索してもいまいちよくわからないんですよね…
日本にはないシステムですし。
チックの症状としては
まばたき、口をゆがめる、鼻をひくひくさせる、目を細める、白目をむく、肩をすくめる、人や物にさわる、においをかぐ、たたく、せきをする、アッアッと声をだす、ほえる、うなるなど、きたない言葉を発する、他の人の言った言葉をくり返す、自分の発した音声や単語をくり返す…
等があるそうです。
いがいとまわりにいますね。
全然気にならない程度のチックの人は本当にたくさんいます。
白目漫才のピスタチオさんがはやった時はチック表現をお笑いに変えているので炎上しないかひやひやして見ていました。
最近は見ないけどどうなったんでしょうピスタチオ…
チックとトゥレット症候群の入門書にピッタリです。
わかって私のハンディキャップ2トゥレット症候群 チックはわざとじゃないんだ
著者 マル・レスター
監修 金生由紀子
訳者 上田勢子
絵 オノビン