主人公はアサドクが好きな幼稚園の女の子ジニー。
複視というものがダブって見える症状が出ています。
幼稚園での視力検査で複視がわかるのですが、早いうちにわかって本当に良かった。
検査の先生がジニーを子ども扱いせずにちゃんと症状を教えていたり、眼医者さんのクレア先生がきちんとジニーに治療の事を話していたり、外国のお医者さんって子供に対してきちんと向き合うことが多くてすごいな。
日本だったら幼稚園くらいの子供が患者さんだと親にいう事が多い様な気がします。
ジニーは最終的には海賊のような黒い眼帯をつけて生き生き生活しています。
この様子だときちんと複視はなおりそう…という爽やかな終わり方です。
複視(ダブルビジョン)の本は珍しいので貴重な一冊!
どうしてダブってみえちゃうの? 視力はわるくないのに、うまく見えない女の子のものがたり
文 ジョージ・エラ・リヨン
絵 リン・アヴィル
訳 品川裕香
発行日 2011年7月30日第1刷発行
発行所 株式会社 岩崎書店