もたない男中崎タツヤさんの本。
闘病記ブログなのにミニマリスト?と思われるかもしれませんが汚部屋やミニマリストは心の病気に近いものがあると思うんですよね。
汚部屋本もミニマリスト本も断捨離本もこんまり本も大好きで他にもたくさんの整理整頓本を読みましたが、「あ、これはヤバイ」と思ったのが汚部屋本とミニマリスト本でした。
ミニマリストの捨てたがり精神は一種の強迫性障害だと思います。
中崎タツヤさんも恐ろしいまでの捨てたがりです。
捨てるものを探して探して…捨てるものを探す時間が多すぎます。
捨てるものを探すことに追われているような…時間を無駄にしている。
本人は「軽いビョーキ」と書いていますが軽くないと思うよ。
「極楽鳥みたいな熱帯の鳥は、どうしてあんな進化をしてしまったのか情けなくなります」
とか平気で言えちゃう無神経さに驚きました。
生き物の進化をバカにする発言は許しがたい。
あとは女性の服のヒラヒラとかフリルとかキャバクラのお姉さんのヘアスタイルが無駄とか「直接本人にいうわけではない」と言いつつ書いてるあたり無神経すぎる。
キャバクラのお姉さんとか仕事でやってるんだから無駄とか言うのは失礼じゃないかな?
仕事で髪を盛っているんだから本人にとては無駄じゃないでしょ!
いろいろ捨てすぎて心も捨ててないかなと不安になりました。
もたない男
著者 中崎タツヤ
2010年12月6日第1刷発行
発行所 株式会社飛鳥新社