闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

わたし いややねん

本の中に病名は書かれていないのですが作者の事を書いている本のため脳性小児まひで感想を書きます。

 

非常に淡々として怖い雰囲気の絵本です。

白黒でリアルに描かれた車いすがいろいろなアングルで描かれたり布で包まれたり迫ってきたり…

 

人によってはトラウマ絵本になるかも?

 

じろじろ見られるのが嫌だという主人公の気持ちがすごくよくわかります。

 

この本が書かれた1980年頃だと車いすで出歩く人はそんなにいなかったので確かにジロジロ見られていたと思います。

 

今は車いすの人が当たり前に生活しているので車いすだからといってじろじろ見られることはあまりないかも。

 

作者のようにはっきりと意見を言ってくれる障害を持った方がいたからこそ今の世界があるんだなあとしみじみと思いました。

 

怖いながらもシンプルで訴えかける力は抜群な本です。 

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わたし いややねん

吉村敬子 文

松下香住 絵

1980年10月1刷

1980年12月2刷

発行所 偕成社