まず最初に書いておきたいことは、私は依存症に関してはかなり厳しい目をもっています。
「アルコール依存症」「薬物依存症」「ギャンブル依存症」「ゲーム依存症」「たばこ依存症」等、依存症とつくものに対してどうしても冷ややかな気持ちになってしまいます。
しかし…闘病記として世に出ているからにはしっかり読んで歩み寄る努力はしています。
アルコール依存症の闘病記を読んでいくことで歩み寄ることができるかもしれないことを期待しています。
たいてい依存症の闘病本を読むと「まじめで頑張り屋」な人が「辛い目にあって」しまい「その現実から逃げるために何かに手を出す」パターンが多いです。
この本もそうですね。
ツライ仕事や出来事から逃げるためにお酒を選んでいます。
もうこの時点で冷ややかな気持ちになる。
理解できない…(理解する努力はしています!)
あと男性を見る目があまりないように感じました。
ある男性と知り合うのですが、20年以上アルコール依存症の治療で失敗をしている人に対してポーっとなってしまっている…
20年以上アルコール依存症を治療していて治ってない人ですよ!
普通は「20年以上も治療していて失敗しているなんて要注意だわ」
とか思いません?(差別とかではなく一般的な印象の話です)
この男性、私からみるとすべて上から目線で嫌な人なんですけど…
作中で「アル中になるのは、単なる怠け者」といった偏見が多い。
と書いてありますがちょっと違うと思います。
「お酒ばかりのでいたらアルコール依存症になるってことは知られている事なのに自分でお酒を選んでガンガン飲んでアルコール依存症になるなんてないわー」
って冷めた目で見ているんですよ。
もう酒なんかいらない アルコール依存症からの真の回復
著者 MIOKO
発行所 株式会社文芸社
2008年1月15日初版第1刷発行