闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

清原和博 告白

2016年2月に覚醒剤取締法違反で逮捕された清原和博さんの本です。

 

ほとんどが野球人生の事について書かれているのですが私は野球には全く興味が無いので野球部分は飛ばし読み。

読者は覚醒剤をはじめた時期はいつか、誰から購入したか、どれぐらいの量を使用していたか(ざっくり普通の人だとキケンな量とは書かれていたけど)、どこで購入したか、誰と使ったか、関係者と今はつながりはあるのか、使用期間はどれくらいか、誰かに覚醒剤を進めたことはあるのか、いくらくらい覚醒剤につぎこんだのか…などいろいろ知りたいと思うのですがここら辺が書かれていません。

「告白」というタイトルをつけるならここら辺バッチリ書いて欲しかった。

野球の話なんてこれを買うひとはあまり興味ないでしょ。

 

私は薬物に依存している人が嫌い(理解する努力はしています)なので厳しめの感想を書きます。

 

どれだけ栄光があろうと偉人であろうと薬物を使った時点で全く尊敬できない。

清原さんは体格にも恵まれ運やお金や名声などどれも手に届いていたのに覚醒剤ごときで人生転落させるなんてもったいないな、としか思えませんでした。

 

覚醒剤なんて一度でも使ったら抜けられないとあれだけ報道されたり周知されている事実なのになぜ使おうとしたのか…

「最初に覚醒剤を使った時、本当にそれはもう軽い気持ちでした」

…薬物依存の人が薬物を最初に使った感想って本当にこればっかりで腹が立つ。

いい大人が軽い気持ちで薬物に手を出すんじゃない!

軽い気持ちって言えば許されると思ってるのでは。

薬物に関するあらゆる情報が簡単に手にはいる現代で薬物に手をだすのは頭が悪いとしか思えません。

覚醒剤にはまる人は「まじめで頑張り屋」という雰囲気も苦手。

甘えすぎ。

本当にまじめで頑張り屋の人は絶対に薬物に頼ったりしない。

 

この本では薬物依存に対する治療等は書かれていないので薬物依存の人が読んでもあまり為にならないかな。

 

だいたいの人はこの本を読んで「あーあ、なんだか清原にがっかりした」

って思うのではないでしょうか。

私はがっかりしました。

 

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清原和博 告白

著者 清原和博

発行所 株式会社文藝春秋

2018年7月30日第1刷発行

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