闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

指で見る

「わたしははじめ、この子たちの写真をとることに、ずいぶん抵抗を感じました。というのは、子どもたちは自分が写っている写真を見ることができないからです。」

 

作者のトーマスさんの言葉に確かに…と思いました。

 

視覚障害のある子供たちを写真にとっても本人は見られませんからね…

今だったらパソコンで凸凹のプリント処理(3Dプリンター等)という方法もあるかな。

 

アンダーシュ・カッチャッ・ヨルゲン(二人いる)・トード・カトリン・ペーテル・イエンス・トム・アニタ・ケント…11人の子供たちが出てきます。

 

9歳のヨルゲンが一番気の毒かもしれない。

うまれたときには片方だけの目が見えなかっただけなのに、医者がもう片方の目をいじくりまわしたせいで両目失明とか…

かわいそうすぎやしませんか?

 

トーマスさんが子供たちにインタビューをしているのですが、子供たちの回答が大人びていて驚きました…

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指で見る

トーマス ベリイマン 作

ビヤネール多美子 訳

発行所 偕成社

1977年12月1刷

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