ベッカー型の筋ジストロフィー患者、鹿野靖明さんとボランディアの物語です。
講談社ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞した名作。
2018年12月28日に映画が全国公開されますね。
厚底靴が流行った時の前の時期の話なのでいま映画にすると古い場面もあるんじゃないかなと思います。
当時スマホやネットが一般的ではないし…
タイトルになった「バナナ」シーンは意外と早く出てきます。
44ページ。
タイトルになるだけあってここが一番面白い!
バナナって二本食べるの大変じゃないですか?
鹿野さんの性格は私は苦手。
ボランティアさんに対して「帰れ!」とか言い放つ人は尊敬できないかな…
人間としての優しさが足りない気がする。
へりくだる必要は全くないけれどもう少し言い方ってものがあるのでは…
「帰れ!」と言われて全く平気な人や「なにくそ」と思う人もいるでしょうが私は一回でも言われたら二度と会いたくないかな…
さも「帰れ!」という鹿野さんが凄い、みたいに書かれているけど理解できない…
みんな心が広いんだな…
脳性まひの小山内美智子さんの話も出てきます。
とても関心がもてる良いお話なのですが、タイトルにある「鹿野靖明とボランティアたち」とかなりかけ離れた内容になるのでこの小山内さんのお話だけは別の本にまとめても良かったのではないでしょうか。
このお話を入れたことで本がかなり分厚くなってしまっているので途中でダレてきます。
ボランティアさんの心が広いことが印象に残った一冊。
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こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち
著者 渡辺一史
発行所 株式会社文藝春秋
2013年7月10日第1刷
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