デュシェンヌ型筋ジストロフィーと診断された貝谷嘉洋さんが書いたバークレイ留学記です。
表紙の箔押しの魚がとてもかわいい。
作者の文章が上手いのでどんどん読めます。
小説家なみの素晴らしい読みやすい文です!ユーモアもあって楽しい。
子どもの頃からの人生をわかりやすく紹介しています。
作者は親と金銭的にかなり恵まれているので海外留学の費用の参考にはあまりなりません。
親が医療関係者であるためお金に関する苦労話はほとんどありません。
私としては金銭的にどれくらい必要なのかが知りたかったのですが。
本人の頑張りもありますが、あまりお金の心配をせずに海外に滞在できる金銭的余裕が羨ましく感じました。
バークレイの生活はとにかく楽しそうです。
作者が筋ジストロフィーと忘れるくらいのアクティブぶり。
語学の勉強そうとうしないと外国人と冗談等は言えないのに作者はポンポンジョークを返していて語学力がすばらしい。
クローさんの愉快な苦労話の作者エーベルト・クローさん(エーバルド・クロー)に会いに行くフットワークの軽さに驚きました。
最近は日本でも福祉が発達しつつありますが海外にはかなわない状態なので少し寂しいですね。
作者のアメブロを読んでいたのですが2018年7月11日のブログでインスタとフェイスブックに移行することが書かれていました。
インスタもフェイスブックもやっていないので今後は追いかけることはできなさそう。
せめてツイッターを更新してくれたらなあ…
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著者 貝谷嘉洋
発行所 株式会社講談社
1999年10月12日第1刷発行
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