小柴一良さんによって撮られた水俣に関する写真集です。
写真だけでなく文章による水俣病に関する情報も詳しく書かれています。
1906年から2013年までに年表でまとめられた水俣病に関するまとめがわかりやすい。
写真集なので写真が豊富です。
白黒なので全体的に重苦しい写真が多いです。
水俣病という病気を扱う写真集なのである程度の真剣さ、重苦しさは必要だと思うのですがカラーだと良かったかも。
写真集を見るのは一般人なので写真の良しあしよりまずは見やすさを重視するので白黒写真は敬遠しがち…
わたしも写真素人なので白黒よりはカラーの写真の方が好きです。
白黒写真はどこをみても一色なので目がすべってしまいます…
印象的だったのが山添友枝さんの写真。
「10年以上の努力の結果2ケタの計算ができるようになった」
といいう文章がついていて水俣病の知能への影響がわかりました。
水俣病は現在も続く病気のためこのような写真集がもっと前に出でくれると良いのですが。
---------------------------
---------------------------
著者 小柴一良
発行所 株式会社日本教育研究センター
発行 2013年6月28日第1版第1刷
---------------------------
---------------------------