顔・スタイル等全身にコンプレックスのある作者が唯一自慢にしている胸にがんができてしまい…さてさてどうしましょうという漫画です。
30代で自らマンモグラフィと超音波検査に行くのは非常に偉い。
偉いのだが初期乳がんが見つかったあとの作者の迷走ぶりが悲惨すぎてみていられませんでした…
作者あまり思いやりがないタイプかな…
あと怒りのコントロールが下手です。
自分から何も言わないのに人に「私の気持ちを察しろ」と押し付けすぎ。
もうすこし人に優しく接して欲しい。
なまじ胸だけに自信があるタイプなので胸にこだわりすぎて怖い。
何がなんでも胸!胸!胸!
自分の胸が一番大事なの!!という主張がすごくて疲れます。
一般的には初期の状態で乳がんが見つかったなら「早く見つかて良かった」と前向きに治療が進んでいくのですが、作者は胸の形が変わることにびくびくしすぎて先生とも衝突しています。
なんなのその胸への異常なこだわり…と思いながら読んだのであまり共感できませんでした。
胸に自信がある人ならこの作者のこだわりがわかるのかもしれない…
オチもひどかった。
「治療中緑ちゃんすごい怒ってたよね」
と真顔で友人に言われてしまう有様…
何度も話を聞いてくれた友人からここまで言われるってよほど怒っていたんでしょうね。
本当に人の事を全く考えてなかった人なんだと改めて思いました。
初期乳がんを全然受け入れてなくても人に怒りをぶつけるのは良くないです。
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32歳で初期乳がん 全然受け入れてません
著者 水谷緑
発行所 株式会社竹書房
2018年7月19日初版第1版発行
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