「ありがとう、フォルカーせんせい」に続くパトリシア・ポラッコさんの絵本です。
文字を読むことに苦労をしているパトリシアが主人公。
ドノバン先生がハイスクールの美術主任をしているチュウ先生を紹介してくれたのでパトリシアは美術教室に通うようになります。
チュウ先生もなかなか個性的な性格。
パトリシアの事を「テレーサ」と最後まで呼び続けていて面白い先生です。
優しかったドノバン先生の身内に不幸があり新しく来た先生に苦しめられるパトリシア…
ドノバン先生はパトリシアに多めにテストの時間をくれたのに新しい先生スポールディング先生は時間をくれません。
美術教室に行くよりテスト勉強をした方が良いとつっぱねます。
昔の話なので仕方ないのですが、学校側で特別な配慮が必要な生徒に対する引継ぎとか全くないので気の毒…
最終的にはパトリシアの絵が認められハッピーエンド。
個性的なチュウ先生とのエピソードが印象的でした。
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ありがとう、チュウ先生 わたしが絵かきになったわけ
作者 パトリシア・ポラッコ
訳者 さくまゆみこ
発行所 株式会社岩崎書店
2013年6月30日第1刷発行
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