気をつけよう!薬物依存の3巻目。
子供向けの本とは思えないくらいの「対処と取り組み」を読ませてくれます。
実際に薬物に手を染めた人に対してどのような対処をとったらいいのかなんて大人でもわからないのにこの本ではきちんと説明しています。
「自分たちができる範囲」を知る章が為になります。
頑張りすぎて自滅しないためには自分のできる範囲を知ることが大事なんですね…
薬物を断ち切る事へのチャレンジの失敗に対しても学べます。
実際は薬物依存になると薬物をやめることができず繰り返し薬物を使用してしまうのですが家族は面倒くさいだろうなあと思いました。
面倒くさいと思いながらも依存者に付き合う方法などもサラっと書かれています。
体験談の埼玉県出身のSonさん(35)のお話は薬物依存者あるあるの「遊び」という軽いきっかけで薬物依存になってしまったという典型的パターンでうんざりしました。
25にもなって合法ドラッグを利用しようとする甘っちょろさ。
遊び仲間から勧められたくらいで薬物に手を出すなんて馬鹿としか言えないな。
家族の事をぶら下げて薬物に走るとか言い訳にしかならないってば。
このシリーズ3冊を読むだけで薬物依存についてかなり詳しく知ることができます。
はしあさこさんのイラストもかわいいです。
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気をつけよう!薬物依存 第3巻 対処と取り組み
著者 渋井哲也
イラスト はしあさこ
発行所 株式会社汐文社
2011年1月初版第1刷発行
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