「アイちゃんのいる教室」の三冊目。
シリーズの最終巻です。
学校生活が温かい写真で語られています。
低学年のころはあまり目立ちませんでしたが高学年になると勉強も難しくなりアイちゃんには厳しい学校生活になってきました。
ここで特別な学校などに移動させるのではなく一緒に卒業まで進もうとする心がけが良いですね。
六年の夏休みに引っ越してきたたけるくんのセリフが素晴らしい。
「アイちゃんみたいな人は、前の学校にもいました。でも、ここは、みんなが平等に接している感じで、距離が無い。なんか、教育がいいなあって思います。」
いいセリフですね。
小学校卒業でこのアイちゃんのシリーズは終了なのですが、できるならアイちゃんのその後が見てみたいです。
中学生、高校生、どんな大人になっていくのか気になっています。
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アイちゃんのいる教室 6年1組にじ色クラス
高倉正樹 文・写真
発行所 偕成社
発行 2017年7月初版1刷
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