5匹のウサギの兄弟が強い強敵に立ち向かう物語です。
表紙折り返し部分に5匹と書いてあるので5羽ではなく5匹とあえて書きます。
兄弟の名前は「ユック」「ニッコ」「オットー」「ノンコ」「バリー」
全員可愛いしろうさぎでユックの耳には金色の星がついています。
生まれながらにしてユックは心臓が弱いウサギで足が不自由(足が弱い)というハンデを持っています。
兄弟に足を持ってもらい手で歩くという努力が素晴らしい。
途中までは和やかなのですが話の真ん中あたりで「ライオン」が出てきます。
風景が日本風、スズメっぽい鳥やシマリスが出てくるので完全に日本のお話と思って読んでいたので突然のライオンの登場に驚きました。
一体ここの舞台はどこなんだ…アフリカ?
アフリカにこんな白いウサギがいたら目立つでしょ…
脳がついていかないけれど絵本なので気にしないことにしました。
ユック達は一つの長い列になり白蛇に擬態してライオンを遠ざけます。
肉食動物のライオンはそんなにバカじゃない気がします…
まあ童話なので気にしたら負け?
最期にはユックの心臓と足はだんだんと良くなっていきます。
ハッピーエンドなので安心。
ライオンだけがものすごい違和感でした…
せめて犬やタヌキや狐、フクロウなどの森の生き物なら違和感なかったのですが。
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うさぎのユック
作 絵門ゆう子
絵 山中翔之郎
発行所 株式会社金の星社
初版発行 2005年1月
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