筋ジストロフィーの作者によるご自身の体験や生き方をまとめてある本です。
筋ジストロフィーという病気のため現在どれくらい動けるかがどうしても気になります。
この本を書かれたときにはかなり体が動いていたのかな?
進行性の障害の場合、気になるのが現在の体の状態なのですが、この時期はこれぐらい動けるから○○はできた、などの一言が所々にあればもっとわかりやすいかも。
思い出なので美化して書かれているのかもしれませんが、出てくるお父さんがあまりすきではない。
飲んだくれて大声をあげる典型的な昔のオヤジなタイプです。
しかも子供がプレゼントで買った蟹に対してケチをつけるなんて心がせまい!
夫婦喧嘩も多いし私からみたらあまり良い両親とは言えないかな…
本人がいいのなら別に良いのですが…
最後には作者が病院で生きていく決意が書かれています。
病院という大きな家族という表現はわかりやすくていいな。
いつかどこかに家を借りたいと願っている作者…実際に借りることはできたのかな、と思い検索してみましたがご自身のサイトなどは見当たらず。
現在は講演会などはされていないご様子。
ネットで五行歌を投稿しているという噂を拾いました。
ぜひとも続編などの出版もお願いします。
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それでも私は生きる、ありのままに…。
父ちゃん、母ちゃん、香寿代は頑張っちょるけん
著者 早野 香寿代
発行所 株式会社素朴社
2001年4月10日 第1刷発行
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