小澤綾子さんが書いた10年後の自分へのメッセージ。
50ページの短いページ数ながらも筋ジストロフィーの症状について詳しく書かれています。
「5年後には杖がひつようで その5年後には車いす そのまた先は ベッドで寝たきり」
という文章がとても苦し気です。
「いま」を生きるというあとがきに栄次さんという人との出会いが出てきます。
栄次さんは30年以上病院のベッドで寝たきり生活ながらも「やりたいことがいっぱいで時間がたりない」というポジティブな人生を送られています。
お亡くなりにはなってしまいましたが最後まで明るく生きておられて見習いたい人生です。
この本は収益の一部(一冊につき50円)が一般社団法人日本筋ジストロフィー協会に寄付されるそうです。
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10年前の君へ 筋ジストロフィーと生きる
著者 小澤綾子
発行 株式会社百年書房
すーべにあ文庫
2018年3月発行
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