肢帯型筋ジストロフィーの髙橋雅也さんが書いた本です。
26歳のときに筋ジストロフィーと診断されるのですが筋ジストロフィーと診断されるのが遅すぎて驚きました。
小さい頃から体の動きが不自然で小学校、中学校、高校と段階を踏んでだんだんと筋ジストロフィーの症状が進んでいるのが明らかにわかるのに26歳のときに診断って…
しかも検査もかなりしているのに…
もう少し早く診断されていたら違った人生だったかも。
タイトルからして、作詞家になるまでの三年間のお話と思っていたら全く違いました。
作詞家になるまでのエピソードを期待して読んだ人はがっかりするかもしれません。
実際の作詞家エピソードは「第3章 全力疾走」くらいです。
私も作詞家エピソードをもっと読みたかった。
髙橋さんの昔のやんちゃエピソードは読んでいて辛かった。
こういうグレたエピソードを語る人が好きでは無い。
高校生の時に学校サボっていたとかタバコを吸っていたとか読んでも冷めます。
やんちゃエピソードは決して自慢にはならない…
昔は悪かったけど今は作詞家で頑張っているよ、というアピールかもしれないけど逆効果かも。
高校生の時に家出をして履歴書の年齢を上げて住み込みの仕事をしたりするエピソードもなんだか嫌な気持ちになりました。人をだまして仕事を取るのは個人的に苦手。
作詞の送り先も嘘の部署を書いて送付しているし、嘘をつくのに抵抗が無い方なのでしょうか。
あと仕事をさがしてバタバタしていますが、筋ジストロフィーならば障害者年金などが使えるはずなのですが利用しなかったのでしょうか…
りっぱに成長した子供のエピソードがでてきたあとがきが一番感動しました。
-----
-----
オレ、3年で咲いてみせます。
著者 髙橋雅也
発行者 新保克典
発行所 株式会社泰文堂
企画・編集 リンダパブリッシャーズ
2014年10月1日初版第1刷発行
-----
-----