江成常夫さんの写真集です。
広島と長崎の被爆関係の品物を撮影されています。
カバーは原爆ドーム。
原爆ドームはドーム部分を見せる写真が多いのですが部分的な写真はイメージが変わって良いですね。
写真の被写体は広島平和記念資料館と長崎原爆資料館にあるものが多いので現地に行けば実際に見ることができるかも…
作品解説でほぼ全部に解説がつけられているのですが、持ち主たちに1人1人ドラマがあって読むと辛い気持ちになります。
この解説はかなり詳しく書かれていてどこで誰がどのようにどうなったとしっかり書かれています。
それがまた辛い。
巻末に「広島原爆被災地図」と「長崎原爆被災地図」もあるのですがこのページが見にくいです。
この部分だけでもカラーにしていただけたらわかりやすかったかも。
文字と背景がどちらも白黒灰色なので字が埋もれてしまっています。
この本はやたら高価で4600円+税です。
1500~3000円だと手が出しやすいのですが4600円+税だと手が出せなくて諦める人も多いのでは…
広島と長崎という負のオーラが漂う写真集を高額で購入する人がいるのか心配になる価格設定。
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著者 江成常夫
発行者 岡靖司
発行所 株式会社小学館
2019年7月3日初版第1刷発行
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