日本航空123便墜落事故で亡くなったご主人が植えた柿の木がすくすくと成長していく様子がわかる絵本です。
日本航空墜落事故をあまりしらないと「?」となり良くわからない話の展開かもしれません。
元気よく仕事にでかけたお父さんの絵→茜空に飛ぶ飛行機→と絵が続いて次では「飛行機…山に落ちたんだよ」と話が突然すぎて飛行機事故を知らない世代からみたらよくわからない話の流れなのではないでしょうか。
「子供よろしく」と書かれた手紙を見てママはずっとないていた…とも書かれていましたが、荒れ狂う飛行機の中で死にもの狂いで書いた手紙だと知っている人ならぐっとくるかもしれませんが事故を知らないと「手紙?」となるのでは…
「大阪みのお」とご主人は遺書に書いていたので地名を絵本で出しても印象に残ったかもしれません。
私は箕面市に住んでいたので谷口さんの遺書がすごく頭に残っています。
最後は子供たちも結婚し孫も生ました…という日常生活が続く系でお話が終わります。
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パパの柿の木
作 谷口真知子
絵 亭島和洋
発行者 金井一弘
発行所 株式会社星湖舎
2016年7月1日初版第1刷発行
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