古代エジプトのミイラ職人の絵本です。
エジプトの壁画が好きな人だととても楽しいかも。全体的にエジプトの壁画風で絵だけ見てもとてもキレイです。
王妃の父、イウヤ様がお亡くなりになった事から物語は始まります。
イウヤの死によってミイラ職人たちが動き出すのですが、かなり手間がかかっている事がわかります。
古代エジプトのミイラ作りのレベルの高さは誰もが知るところですが、時間がかかるものなんですね。数カ月はかかりそうです。
エジプトの古代ミイラ職人は文字に残すことなく、親から子へ伝統が受け継がれていたという事が興味深いです。
死してもなお丁寧に扱われ、復活するためにミイラになる…という日本とは違う死後の世界が読み取れました。
古代エジプトの死に対する荘厳な雰囲気が読み取れてとても良い本でした。
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ミイラ学 エジプトのミイラ職人の秘密
著・絵 タマラ・バウワー
訳・編 こどもくらぶ
翻訳担当 根本知世
編集担当 石原尚子
発行者 中嶋舞子
発行所 株式会社今人舎
2019年8月20日第1刷発行
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