ふかやかよこさんの描いた漢方に関する本です。
漢方嫁日記、というタイトルから漢方に詳しいのは奥様と思っていたら違いました。
生徒役の奥様が「深谷薬局」四代目の夫、深谷朋昭さんに漢方について習う、という流れでお話が進んでいきます。
ふかやさんの絵はとてもうまいのですが、奥様の自画像の絵が怖い。
クッションのような四角い目が顔の中に二つあるので、目にポッカリ穴が開いているように見えます。
ほぼどの顔を見ても目に穴が開いているようで怖い…ので表紙の絵を見て「ムリ」と思ったら本を閉じましょう。
そしてご主人の似顔絵の口が「ω」「猫口」です。
個人的に猫口の男性の絵が苦手なので全部を読み切るのは苦行でした。
「目に穴の開いた女性」「猫口の男性」と苦手なタイプの絵でしたが書いてあることはとても面白かったです。
奥様の体調が悪くなる→旦那が解説、というコミックエッセイあるあるの先生と生徒の会話で話が進むので単調なのですが、あまりなじみのない漢方の世界が楽しく学べました。
所々に出てくる「愛されている私」アピールは不要かも…最後の妊娠オチがすごく生々しいです。
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漢方嫁日記 体質改善編 中医学に教わった冷え性・風邪と気候・医食同源・うつ・生理のこと
著者 ふかやかよこ
発行者 小野寺優
発行所 株式会社河出書房新社
2019年9月20日初版印刷
2019年9月30日初版発行
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