筋ジストロフィーの茂さんを見守るおばあちゃんの日記です。
1996年10月3日~1999年12月10日までの日記です。
(実際には1996年10月3日~1997年2月15日までの日記ですがエピローグが三年後に書かれています)
おばあさんが見守る形で書かれた本はとても珍しいですね。
80を超えている方ながら文章が若々しいのでとても読みやすいです。
茂さん、豊さん、稔さんの名前が何となく似ていて覚えるまで大変でした。
茂さんは八雲病院(国立療養所八雲病院)にいるため茂さんのお母さまから病状をうかがうことが多く途中までは茂さんの容体は電話伝言でのやり取りが多いです。
茂さんについてはあまり語られないので茂さんがどんな性格なのかはつかめませんでした。
おばあちゃんの喜久江さんの性格が良いことは凄くわかります。
ようやく131ページ目で茂さんが自宅に帰ってきます。
198ページの本なので茂さんが戻ってきたらあっという間に本が終わってしまいます。
茂さんの自宅での様子がもっと知りたかったです。
パソコンで仕事にチャレンジするかもしれないと書かれていたので仕事のお話を読みたかった。
お寿司が良く出てくるのでお寿司が食べたくなりました。
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筋ジスに負けるな、茂! おばあちゃんの日記
著者 横田喜久江
発行者 小島隆司
発行所 株式会社メトロポリタン
発売元 株式会社星雲社
2000年1月30日第1版第1刷発行
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