ワンダーに出てくる「ブラウン先生」が主人公です。
格言がたくさん読めます。手書き風だったりイラストがあったり、いろいろなタイプの表現方法があります。
ワンダーの主人公「オーガスト」のその後もわかるのでトリーチャーコリンズ症候群のカテゴリーに入れることにしました。
ブラウン先生は格言が好きで生徒にも格言についての授業をしていました。
これは好き嫌いがはっきりするでしょうね…
私はどちらかと言えば格言は苦手なタイプです。
格言等はお金や心に余裕のある人が楽しめるものだと思います…
たとえば1月6日の格言「愛こそすべて」という言葉も人によっては「素敵」と思うのでしょうが私は「いや、生きていくにはお金が必要」とか思ってしまう…
格言は著者の了承を得て、日本人の言葉に置き換えました、と書かれていてガッカリしました。
どうりで日本人の格言が多いと思った。
白洲雅子の格言は外国の若者はほとんど知らないと思います。
日本人の言葉に置き換えるとか余計な事しなくてもそのままの翻訳で良かったのに。
外国の格言をたくさん読んでみたかった人もいたと思います。
「ワンダー」でオーガスト(オギー)をいじめていたジュリアンがなぜ意地悪をしていたのかがこの本でわかります。
ジュリアンは悪夢にうなされやすいタイプだったのですが、オギーの顔を見た時からまた悪夢を見る様になって嫌だったからオギーをいじめていたとか。
自分勝手なジュリアンですが、その後なんともいえない仲直り的な手紙をオギーに送っています。(実際には先生からオギーに転送してもらった)
オギーとジュリアンの問題も一応解決したようで安心しました。
大人になって再開したオギーとジュリアンのお話等があったら熱いですね。
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365日のWonder ブラウン先生の格言ノート
作 R・J・パラシオ
訳 中井はるの
翻訳協力 中井川玲子
発行者 中村宏平
2018年6月20日第1刷発行
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