児童労働をさせられていたイクバルが主人公。
4歳の時に12ドルの借金と引きかえにじゅうたん工場の親方に引き渡されます。
くさりにつながれ一日12時間以上も働かされる酷い状況。
その後は弁護士を目指し勉強するも12歳の時に何者かに銃殺されます。
児童労働はじゅうたん工場だけではなく、靴を縫う作業、サッカーボールをトラックに積み込む仕事(サッカーボールを縫うのも子供)、ゴミ山での段ボールやぼろぎれ集め、朝から晩まで家事、レンガ工場の労働、道路を作る作業、タバコ畑の作業…とたくさんあります。
大人でも厳しい仕事だと思われます。
今なお続く児童労働に対して考えさせられる本でした。
----------
----------
イクバル 命をかけて闘った少年の夢
文 キアーラ・ロッサーニ
絵 ビンバ・ランドマン
訳 関口英子
発行人 西村正徳
発行所 西村書店 東京出版編集部
2017年9月19日初版第1刷発行
----------
----------