セルロイドの人形を自分の赤ちゃんと信じてかわいがるおばあちゃんが主人公。
人形にキューちゃんという名前をつけておばあちゃんは可愛がっています。
おばあちゃんはあまりしゃべられませんが歌は上手でキューちゃんに歌っています。
おばあちゃんはアルツハイマーという脳が縮んでいく病気のためこのような症状が出ています。
キューちゃんを大事にするおばあちゃんを否定せず、家族で見守る様子が優しい絵で描かれていてアルツハイマーに対して理解を深められます。
巻末にはDr.クロちゃんという猫が認知症について解説してくれます。
認知症は病気の名前ではないことがわかりました。
私はてっきり病名かと思っていたので驚きました。
認知症は脳などの病気が原因で脳の働きが悪くなって出てくるいろいろな症状の事をさすそうです。
まだまだ認知症はわからない部分があるため、こういう絵本があると助かります。
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絵本 こどもに伝える認知症シリーズ1 赤ちゃん キューちゃん
作 藤川幸之助
絵 宮本ジジ
発行者 田島英二
発行所 株式会社クリエイツかもがわ
2020年3月31日第1版第1刷発行
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