猪狩ともかさんの書いた本です。表紙は可愛くて可憐な猪狩さん。
猪狩さんは2018年4月11日に強風で倒れた看板の下敷きになり脊髄を損傷してしまう大事故にあいます。
事故からの回復や復帰の日常を丁寧にまとめてあり、猪狩さんの文章力の高さもあり読みやすい本となっています。
仮面女子になるまでにとても苦労をしているのが良くわかりました。
アイドルという年齢が上がれば上がるほど不利になる状況ながらも不屈の精神で乗り切り無事に仮面女子になるあたりは「すごい」としか言いようがありません。
頑張りすぎて双極性障害(躁鬱病)にもなってはいるものの克服しています。
読んでいて辛かったのは「これだけ努力してアイドルになって結果的にステージに向かう途中で、アイドル関連での事故で脊髄を損傷してしまった」という現実と「管理栄養士の道を進んでいれば事故にあう事はないので脊髄損傷にはならなかった」という現実。
看板が落ちる酷い事故にあうという現実がリアルすぎて心が痛みました。
ザ・ノンフィクション「ある日、娘は障がい者になった 車椅子のアイドルと家族の1年」も見ていましたが家族や仮面女子の仲間達も素晴らしかったです。
----------
----------
100%の前向き思考 生きていたら何だってできる! 歩ずつ前に進むための55の言葉
著者 猪狩ともか
発行者 駒橋憲一
発行所 東洋経済新報社
2020年8月13日発行
----------
----------