5年前のクリスマスイブ、ローラは自動車事故で頭を強く打ち、目が見えなくなります。
そして盲導犬のサシャと出会い、サシャの名前を「ステッラ」に変えて新たな道をあるきだす…という物語です。
作者の意図的な考えがあるので仕方ないのですが、ステッラはハーネスを付けていません。
「どこにでもいる女の子と犬の物語として読んでもらいたい」という作家の思いとのことですが、どこにでもいる女の子と犬の物語なんてその辺に転がりまくっているので私としては「目の見えない女性と盲導犬」の物語として最初から読みたかったです。
そんな理由もあって盲導犬なのにもかかわらず、ハーネスもつけずにリードのみで町中をローラとステッラは闊歩しています。
これは…あまり良くないのでは…マナー違反な気がしないでもない。
日本だと確実にアウトです。盲導犬はハーネスをつけましょう…
ただでさえ盲導犬は大きいのに無防備に長くリードを伸ばしたり、リードをはずして自由にさせていたり外国とはいえ気になりました。
後、ローラはステッラにアイスクリームやピザ等を食べさせているのも気になりました。
家庭犬なら多少の人間の食事も食べるとは思うのですが盲導犬にアイスクリームやピザをあげるのは良くない気がします。
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ローラとわたし
文 キアラ・ヴァレンティーナ・セグレ
絵 パオロ・ドメニコーニ
訳 杉本あり
発行人 平野健一
発行所 株式会社徳間書店
2018年1月31日初版発行
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