闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

生きる力 引き算の縁と足し算の縁

びまん性大細胞B細胞リンパ腫、悪性リンパ腫が発覚した笠井信輔さんが書いた本です。

元フジテレビアナウンサーだけあって恵まれた先生に会い、適切な治療等をされていて羨ましい限り。本文中に恵まれた仕事内容などもかなり出てきます。有名人ならではと思う部分が多いので一般人の悪性リンパ腫の治療をしている人がこの闘病記を読んでも「自分と違い過ぎる」と感じそうな内容です。

 

コロナウイルスが猛威をふるっている中の闘病記なのでコロナについての話題も多いです。

コロナについては第4章「コロナと私と#STAY HOME」に詳しく書かれています。日本に於ける「うちで過ごそう運動」のきっかけが笠井さんと言われています。「#うちで過ごそう」を笠井さんが発表し、その後にHIKAKINさんが改めて「#うちで過ごそう」という動画を発表しすごい勢いで拡散されたとか。

後ほど小池都知事が「HIKAKINに感謝」し、ブログの読者は「笠井さんが最初のはずなのに…」と感想を言っていた様です。

私もHIKAKINさんから「うちで過ごそう」を知ったのですが笠井さんが始めた事だったのですね。

まあ、この「うちで過ごそう」という言葉はコロナが広がっていても休めない仕事をしている私は相当イラっとしたので「うちで過ごそうなんて言葉を広める人は休めない仕事をしている人の気持ちなんて何も考えていないんだろうな」とは思っていましたが…

(ちなみに今はコロナの中で仕事をするのに全く慣れてしまって「うちで過ごす人が多いと電車が空いていてラク」と思うようになっているので人間の考え方は変わると実感しました)

 

現代の闘病記なのでSNSやネットの力が凄いです。そして笠井さんはステージⅣから完全寛解となります。抗がん剤治療の苦しみなども丁寧に書かれていたので寛解してホッとしました。

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生きる力 引き算の縁と足し算の縁

著者 笠井信輔

発行者 青柳昌行

発行 株式会社KADOKAWA

2020年11月20日初版発行

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