前回の続きからのお話です。
ピピが倒れ、冷酷にもケイはピピを見捨てる決意をします。
「隔離はウイルスに対する基本処置」と言うケイの言葉が正しいのですが、児童向けの漫画でここまではっきり見捨てる言葉が出てくるのが驚きです。
ピピは食あたりだったのでその後は全回復して安心。
漫画の中で「米のとぎ汁を発酵させてEM発酵液をつくるシーンがあるのですが、これは消毒液のかわりにならないというお話もあったような?
この漫画が発売された当時(2010年)だと正しい知識だったのかも。
その後は自らもウイルスに感染しながらもよれよれでジオとピピを守ろうとするケイや、自然宿主を探して治療薬を作る準備をしたりと物語は進んでいきます。
自然宿主のハイエナから免疫物質を見つけ治療薬がすぐできたのが驚きです。
ジオとピピは無症候キャリアーだった…というオチだったのですが最終的には全世界の感染者が速い速度で回復するという救いのある終わり方でした。
新型コロナウイルスが実際に流行ったのでかなり勉強になりました。
----------
----------
新型ウイルスのサバイバル2 科学漫画サバイバルシリーズ
文 ゴムドリCO.
絵 韓賢東(ハンヒョンドン)
発行者 今田俊
発行所 朝日新聞出版
2010年1月30日第1刷発行
2018年5月30日第23刷発行
----------
----------