太田庸介さんの写真によって見ることができる、福島第一原発20キロ圏内にのこされた、置き去りにされた動物達の記録です。
犬・猫・牛・ブタ・馬…などペットや家畜が無残にもとり残されている状態です。避難第一とはいえ買われていた動物たちが放り出されているので写真は悲惨です。
怪我をした犬、ガリガリの猫、水を飲めないほど弱り切ったブタ、汚れきった馬、へたりこんでしまった牛…等々、悲惨な写真が多いです。可哀想すぎます。
太田さん他、懸命なボランティア活動により一部の動物たちは救われ、幸せになった事が巻末に書かれています。
「出会った動物たちのその後」を見ると見違えるようにきれいに、元気になった動物達を見ることができます。
こういうお話を読むと私は「ペットは絶対に飼わないぞ」と思ってしまうタイプです。災害時にペットを連れて一緒に逃げる自信がないのもありますが、一度飼ったペットを放り出すとういい加減なことができないタイプなので一生ペットは変えないだろうなあ…
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のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録
著者 太田庸介
発行者 土井尚道
発行所 飛鳥新社
2011年7月30日初版発行
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