がんについて学べる大型の本です。
学ぼう・向き合おう・支え合おうとあるように「がん」を知ってこそ向き合い支え合えると言う事が書かれています。
セカンドオピニオン、緩和ケア、サイコオンコロジーもわかりやすく説明が入っています。
がんサバイバーの岡田さんのお話がリアルでした。がん(病名不明)を二度も経験された重みが伝わってきます。最初のがんは娘が一歳の時、二度目のがんは娘が八歳の時で八歳ともなると母親の事がだんだんとわかってくるので岡田さんは自分ががんであることを娘に打ち明けています。
40歳の時に人間ドックのがん検診で肺がんが見つかった中鉢さんの体験談は為になります。父を肺がんで亡くしている中鉢さんはきちんとがん検診をうけ、毎日を大切に生きています。
がん患者とヘルプマークについてのまとめもわかりやすいです。外からはがん患者であるという事がわかりにくいため。町の中でも援助や配慮を必要とする人がいると思いながら生活する事が大事。
脳腫瘍の合併症で視野障害が残った高山知朗さんは人や物にぶつかりやすいのですが、外見からは視野障害はわからないため迷惑そうな顔をされることもあるそうです。
がんは早期発見が大事という事が学べます。
----------
----------
ちゃんと知りたい「がん」のこと 学ぼう・向き合おう・支え合おう 2あなたの大切な人が「がん」になったら
編者 株式会社幸運社
監修 保坂隆
イラスト カミムラタカト
発行者 小安宏幸
発行所 株式会社汐文社
2021年7月初版第1刷発行
----------
----------