10歳の小柄な少年ニリーが引っ越してきた町でリサとプロクター博士に出会うというボーイミーツガールとボーイミーツ博士の物語です。さし絵がものすごくカワイイ。
出会ったプロクター博士は不思議な発明品を作っています。バックトゥーザフューチャーのドクっぽい。
博士の作ったおならパウダーと言う発明品をめぐってあれこれアクシデントがおきます。
おならパウダーを飲むと「バン!」と凄い音とおならがでて空だって飛べるほどの威力です。中身が出てしまわないかヒヤヒヤしながら最後まで読みましたが中身がでる事はないので安心です。においもしないため女性でも使いやすい?パウダーとなっています。
双子のいじめっ子が「おならパウダー」を奪おうとしている所がこの本の見どころとなります。
博士の発明のおかげ?でニリーと博士は牢屋に入れられたり、厳しい仕打ちにもあうニリーですがメンタルが強いためへこたれません。
牢屋から出る方法は外国の話ではあるあるなのですが、トイレに流されて脱出します。
外国の物語だと牢屋に閉じ込められた時にトイレに流されて外にでる事が多い気がする…日本の配管は細いので人が通れないので無理です。
ちなみにニリーとリサをいじめていた双子のトルルスとトリムはマンホールのふたが頭の上に落ちてきて脳しんとうをおこし病院へ運ばれ報いを受けます。死ななかっただけラッキーだったと思います。
トルルスとトリムのパパはアナ・コンダに食べられたのでしょうか?
最後は博士がかつての恋人を探しにパリへ出かけ終わります。次回は博士が主役?面白くなりそうです。
今回リサの影が少し薄かったのでリサをもっと活躍させても楽しいかも。
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プロクター博士のおならパウダー
著者 ジョー・ネスボ
訳者 神戸万知
イラスト ながとしやすなり
発行者 早川浩
発行所 株式会社早川書房
2021年9月25日初版発行
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