12歳のダリル・オッターウェルが公園で翼を骨折したハトを見つけ、ハトの世話をするなかで成長していくお話。
ハトに詳しいダッキンズさんにハトを見てもらうと、ハトについた脚のリングから、スピゴットさんのハトだという事がわかります。
ダッキンズさんがスピゴットさんに電話をかけるのですが「怪我をしたハトに価値はない」とハトは見捨てられます。
ダリルはダッキンズさんに学びながらハトを飼育し「チェロキー・ワンダー」という名前をつけ可愛がります。
そうこうしている間にスピゴットさんの息子のウォーレンがチェロキーをダシにダリルをいじめ、お金を巻き上げます。(かなり陰湿ないじめ描写があるので胸糞悪い)
ダリルのチェロキーへの愛情がわかる描写と、ダリルの親友のギャリーとのやり取りが微笑ましいです。ギャリーが常にダリルと一緒にいるので少し謎な部分もあるのですが…(ダリルはいつ自分の家に帰っているんだろうか?)
チェロキーにとってもダリルとの出会いは実りがある物だった、という終わり方をしたので良かった。
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飛べないハトを見つけた日から
作 クリス・ダレーシー
訳 相良倫子
画家 東郷なりさ
発行人 小宮英行
発行者 株式会社徳間書店
2021年11月30日初版発行
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