闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

飛べないハトを見つけた日から

12歳のダリル・オッターウェルが公園で翼を骨折したハトを見つけ、ハトの世話をするなかで成長していくお話。

 

ハトに詳しいダッキンズさんにハトを見てもらうと、ハトについた脚のリングから、スピゴットさんのハトだという事がわかります。

ダッキンズさんがスピゴットさんに電話をかけるのですが「怪我をしたハトに価値はない」とハトは見捨てられます。

 

ダリルはダッキンズさんに学びながらハトを飼育し「チェロキー・ワンダー」という名前をつけ可愛がります。

そうこうしている間にスピゴットさんの息子のウォーレンがチェロキーをダシにダリルをいじめ、お金を巻き上げます。(かなり陰湿ないじめ描写があるので胸糞悪い)

 

ダリルのチェロキーへの愛情がわかる描写と、ダリルの親友のギャリーとのやり取りが微笑ましいです。ギャリーが常にダリルと一緒にいるので少し謎な部分もあるのですが…(ダリルはいつ自分の家に帰っているんだろうか?)

 

チェロキーにとってもダリルとの出会いは実りがある物だった、という終わり方をしたので良かった。

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飛べないハトを見つけた日から

作 クリス・ダレーシー

訳 相良倫子

画家 東郷なりさ

発行人 小宮英行

発行者 株式会社徳間書店

2021年11月30日初版発行

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