世界一周旅行中にマラリアで亡くなった夫婦ひーさんとぐーーすかさんの世界一周のブログをまとめた本です。
お亡くなりになった当時はニュースにもなったので有名な夫婦かもしれません。
この本は…夫婦としてはまとめて出版して欲しくなかったような気がします。
なぜならば…死亡理由がかわいそうすぎるから。
かわいそうと言う言葉はあまり使いたくはないのですが、死亡理由を知った後で読むとあまりにも「かわいそう」と思ってしまう内容の本です。
最後の亡くなり方とかはさすがに悲惨なので本には書いていませんでした。(気になる人はググるとすぐに出てきます)
借金をして世界一周に出かける→しょっちゅう体調を崩し保険のお世話になる→本人たちの危機管理の無さで盗難などにもあい保険を使う→海外での違法労働→保険使いすぎで旅行保険延長できず→マラリアを高山病と勘違いする知識不足(海外旅行保険も切れていたのも問題)→海外で夫婦で死亡→という流れがまとめられています。
その後はおそらく遺族へ莫大な医療費などが請求されたのではないでしょうか。
二人とも海外旅行に向いていないタイプかもしれません…しょっちゅう体調を崩しています。
奥様のぐーーすかさんは医療関係者だったのにもかかわらずマラリアを高山病と勘違いしていたのが悲しいです。蚊に刺されまくっていたことも自覚していたのに。
保険が切れた時点で一度日本に帰り、借金問題の解決をして保険に入り直し、体制を立て直して新たに世界一周に出発するのが一番良い方法です。
他の旅行ブログ関係者などからも無保険の怖さを伝えられていたのにもかかわらず旅を続行して海外で亡くなるのは自業自得と言えるかもしれません。
本の内容としてはぼったくりや値切りやお金関連のお話が多くなるので、こういうお話が嫌いな人はイライラするかも。(リッチな旅行が好きな人は読んでいられない内容が多い)
海外旅行保険は切らしてはいけない!!という事が良くわかる一冊です。
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タビロック 夫婦で世界一周しよっ♪♪
著者 ひー ぐーーすか
発行者 小林敬和
発行所 中央公論新社
2012年3月25日初版発行
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