ブラジルのアマゾン河で定期船が難破したニイクチャップがカラジャ部族のインディオの少年クメワワと友情を育む話。
この本は昔持っていた本なので懐かしく読み返しました。私が小学校時代の時の課題図書だったので読書感想文をこの本で書いた記憶があります。読書感想文は出てきた食べものを並べて書いて適当に出した記憶があるのですが、とてもたくさんの食べものが出てきます。
次々出てくる食べ物を抜粋すると「魚」「ピラルク」「野生の七面鳥」「赤のおうむ」「いのしし(軍隊ありにたべられてしまいますが)」「かめの卵」「かめ」「アルマジロ」「パイナップルのはちみつがけ」「水蔓」「野生のにら」「ばく」等。いまだにパイナップルをみるとはちみつをかけて食べたくなるのはこの本の影響です。水蔓とかいまだに憧れがあります。本文139ページまででここまでたくさんの美味しそうな食べ物がでてくるのでグルメ本と読んでもいいかもしれない。
ありにさされて水ぶくれができたり電気うなぎで感電ショックをうけたりするものの、ニイクチャップの冒険はクメワワのおかげでスムーズに進みます。まだ12歳なのに生活力抜群なクメワワがたくましい。
最後クメワワはニイクチャップとサラっと別れます。おそらく今後一生会わないと思うのですが、見事な去り際を見せたクメワワとニイクチャップの友情が美しい本でした。
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ジャングルの少年
作 チボル・セケリ
訳 高杉一郎
画 松岡達英
発行 福音館書店
1983年3月25日初版発行
1992年3月20日第12刷
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