デュシャンヌ型筋ジストロフィーの土屋竜一さんが書いた自伝本です。
これは…ラブラブした恋愛話やイチャイチャ話、男女恋愛モノが好きな人じゃないと読むのは照れくさい。読む人を選ぶ本となっています。
(男女恋愛モノが大好きな人だと逆にすごく楽しめる内容だと思います…)
最初にお子様の「美音」さんが土屋さんの胸に載っている優しい写真からスタートするので「あ、これは土屋さんの子育てや育児に関するお話しなのだ」と思いながら読むと、奥様の美和さんとの出会いから結婚までのお話をまとめたお話なので読んでいて照れくさくなる事多数。
他人の恋愛話って恥ずかしくなりませんか?
(他人の恋愛話が大好きな人だと面白いという事でもあります…)
奥様の美和さんは障がいを持った男性を愛してしまった自分に酔っている感じがするし、土屋さんはなにがなんでも結婚したいと話を進めるし、読んでいてハラハラしっぱなしでした。
途中、奥様が一年間アメリカ留学に行くのですが、ここら辺も妙に「障害をもった男性との恋愛や日本と海外での離れた長距離恋愛」に美和さんが酔っている感じがすごい…
最後にはお二人の結婚式話で閉められますが、私としては結婚後の子育てを頑張る二人のお話を本にした方がずっと良かったのでは?と思ってしまいました。
最後の土屋さんの言葉で思い出しましたが、本文中に出てくる土屋さんのドキュメンタリー、多分私は見た事があります。
「僕は話せる時間は限られているんだから、悪口や操り事を言う時間がもったいない」というセリフが入っています。
このセリフなんとなく覚えていて心に残っていたのですが土屋さんのセリフだったのですね…もう一回土屋さんのドキュメンタリー見たいなあ。
----------
----------
神様からの贈り物
著者 土屋竜一
発行者 角川歴彦
発行所 株式会社角川書店
平成14年4月20日初版発行
----------
----------