あんちゃんこと「りょうき」くんは体は大きく弟から見ると自慢のお兄さんです。
そのりょうきくんが網膜色素変性症とう病気になりだんだんと視野が狭くなる辛い病気とわかりつつ明るくニコニコ生きていく…という内容の絵本です。
りょうきくんは自分の目が見えなくなっていくと知って一時的に涙を流すも、ニコニコポジティブに生きていく…というまとめなのですが、これは気の毒な終わり方。
障害にも負けずポジティブに生きていくという希望はあるものの、「障害を悩む事は許されない、無理してニコニコポジティブにしている」感があったからです。
このままずっとりょうきくんは障害の辛さを隠してニコニコした仮面をつけていくのだろうか…と思いました。
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あんちゃん
作 高部晴市
発行所 株式会社童心社
2013年3月10日第1刷
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