闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

うちのおかあちゃん

まりえと視覚障害のあるおかあちゃんとのやり取りが楽しい絵本。

 

かあちゃんはずっとまえにうけた目の手術が失敗して、少しずつ見えなくなってきている状態です。病名不明ですが目に関する病気なのは間違いありません。

目が悪い分、耳が良くまりえの心の中の声まで聞こえる地獄耳です。

 

ある朝、おかあちゃんの目は全く見えなくなります。でもおかあちゃんはポジティブに「ヘレン・ケラーになってしもうたわ」と言います。

実際のヘレンは目が見えず、耳も聞こえず、口もきけないのでおかあちゃんよりは重い障がいだったりするので「ヘレン・ケラー」とは実際の障がいは違いますがおかあちゃんのユーモアでしょう。

 

中学受験の日、おかあちゃんからまりえに手紙が渡されます。見えない中で一生懸命書いてくれた手紙は宝物になるのではないでしょうか。

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うちのおかあちゃん

作 小手鞠るい

絵 こしだミカ

発行者 今村正樹

発行所 偕成社 (発行者 偕成社とありますが誤植かと思われるので訂正)

発行 2022年8月初版1刷

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