村井理子さんによる僧帽弁閉鎖不全症の闘病記です。もともと村井さんは子どもの頃に部分肺静脈還流異常の手術もしており、心臓病に対して詳しい情報を持っている方です。
文章は明るくテンポが良いのですいすい読めます。重病というタイトルが入っているので痛々しいかな?と思っていたら明るい文章にホッとしました。
心不全手帳を看護師さんが手渡してくれた時などのショックがわかりやすく書かれていました。「頭の上に、メガトン級の不安が落ちてきた」という表現は凄い。
めまい、不眠、リハビリなどについても明るく書かれていて同病の人が読んだら勇気がでるかと思います。
かわいいさし絵も本の内容にあっています。
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更年期障害だと思ってたら重病だった話
著者 村井理子
装画・挿絵 風間勇人
発行者 松田陽三
発行所 中央公論新社
2021年9月10日初版発行
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