大段智亮さん、石川左門さん、土橋洋一さんの三名が書いた看護に特化した本です。
石川左門さんは筋ジストロフィーの息子、石川正一さんのお父様です。
左門さんの書いてる部分の「わが運命・死と向かいあう看護 難病患者の父親体験から」がリアルで読み応えがありました。
父親目線で書かれており正一さんへの愛や家族への愛、母親の事、ご自身の福祉への転身…などわかりやすく読むことができました。
難病である筋ジストロフィー症についてかなり詳しく書かれ、「まず進行性筋萎縮症について」という内容に症状や状態がまとめられています。
入院して生活をしている筋ジストロフィー患者たちの介護がとても看護師にとって辛い事がわかります。
進行性であるが故の苦労などがありありと書かれていました。
小学生低学年の頃から入院し生活をしている患者たちにとっての救いは何かと考えさせられる本です。
看護は尊い行為ながらもとても厳しい事がわかりました。
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死と向かいあう看護
著 大段智亮 石川左門 土橋洋一
発行者 川島喜代詩
発行所 有限会社川島書店
1974年5月1日第1刷発行
1984年2月20日第9刷発行
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