奥さんが新しい目玉焼きなべを買ったため、目玉焼きを焼くことができなくなった「ふらいぱんじいさん」が旅に出る話。旅と言うよりは家出に近いです。
ごきぶりに「せけんはひろいんだ」と言われてジャングルにやって来ます。そこでは食べすぎで胃の調子がわるいひょうの鏡として使われたり、さるに会ったり、雄のダチョウに会ったり迷子のらくだのぼうやに会ったり小鳥と会ったりタコに会ったりします。
タコに会ったふらいぱんじいさんは足をタコに折られ怪我をし、足が不自由になってしまいます。
動けずにいたふらいぱんじいさんでしたが、以前に会った小鳥が運よくふらいぱんじいさんを見つけ、小鳥たちはふらいぱんじいさんを木の上に運びあげ、ふらいぱんじいさんは小鳥たちの巣になります。
卵焼きを焼きたいと願っていたふらいぱんじいさんが、卵を守る巣になるというハッピーエンドで終わったので驚きました。
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ふらいぱんじいさん
著者 神沢利子
画家 堀内誠一
発行者 岡本雅晴
発行所 株式会社あかね書房
1969年1月初版発行
1993年6月第155刷
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