かぎばあさんシリーズ10冊目です。表紙はキャッチャーをしているかぎばあさんと三郎。かぎばあさんは野球もできるんですね、凄い。
かぎばあさんの服のボタンが野球のボールみたいでとてもかわいいです。
三郎は野球が優秀な兄と比べて自分の野球レベルに対して劣等感があります。プレッシャーなのか、「ウテルカトントン」「トレルカトントン」という「悪魔のささやき」が野球プレイ中に聞こえて辛い状況です。
悩んでいる三郎の前に現れたかぎばあさんは美味しい料理を作ってくれて「うめぼしの歌」を歌ってくれます。なつかしいですね、うめぼしの歌。私はひらけポンキッキで聴いた事があるのですが多分かぎばあさんの歌っていたメロディーとは違う気がする。youtubeで検索するとうたっている人がかなりいるので聴き比べてみるのも楽しい。
今回の三郎の悩みはワンダーストッキングスの秋葉監督にもある気がする。三郎とお兄さんを比べて比較しすぎたために三郎は「悪魔のささやき」が聞こえるようになってしまいました…(後で監督は三郎に謝ってくれましたが…)
今回のかぎばあさんは優秀な兄と比べられる弟という悩みが丁寧に書かれていました。
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三塁打だよ、かぎばあさん
作 手島悠介
絵 岡本颯子
発行者 大川松利
発行所 岩崎書店
1990年6月20日第1刷発行
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