闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

ブラック・ジャック9 手塚治虫漫画全集159

表紙は電話をかけているブラックジャック。このタイプの電話は時代が感じられて良いですね。このブラックジャックの横顔の鼻がスッとした感じがとても好きです。

 

第1話「ナダレ」

動物実験により脳を発達させたシカのナダレが人を襲う話。1982年に出版されたこの本では「知恵遅れ」という表現がしっかり使われていて驚き。最新版だと訂正されているのでしょうね。

 

第2話「海賊の腕」

敗血症を起こしたガス壊疽で腕を切断したイッチンが古河さんという女の子の助けで立ち直るお話。イッチンは古河さんをブスと言っていましたがものすごくかわいいと思うのは手塚治虫さんの絵がうまいからでしょうか…器械体操だけでなく将棋の才能もあるイッチンがうらやましい。

 

第3話「獅子面病」

架空の病気獅子面病がメインのお話。医師免許が取れないことがわかっていても治療をするブラック・ジャックが健気。獅子面病はページェット氏病(今だとページェット病という事が多いらしい)と書かれていますが実際のページェット病の写真をみても獅子面病みたいには見た目がかわらないみたい。

 

第4話「誘拐」

とある国の大統領を治療することになったブラック・ジャックと誘拐されたピノコの心の結びつきがわかるお話。ピノコのセリフの「女の子をこよすなんてゴキブリ以下だのよ」は名言だと思う。

 

第5話「本間血種」

架空の病気の本間血種にブラック・ジャックが挑むお話。人工心臓の故障が本間血種の原因とわかり落ち込むブラック・ジャックですが理由がわかっただけでもすごいとおもいます。結局誰がこの人工心臓をつくったのでしょうか?

 

第6話「通り魔」

ミサイルの発射による真空の渦で人や動物や物が切り裂かれるのを通り魔と表現しているのが上手いです。

 

第7話「雪の夜ばなし」

飛行機の墜落事故で死亡した親子がでてくるホラー的なお話。見えない母を治療して欲しいという子の執念が感じられます。

 

第8話「銃創」

銃で撃たれたブラック・ジャックが見せかけの医者に手術をされるお話。見せかけの医者は今後名医になりそうな予感。

 

第9話「二人三脚」

中の悪い親子が永遠の二人三脚をするお話。脳塞栓で死んでしまった暴力親父が気の毒です。

 

第10話「助け合い」

無実の罪で拷問を受けていたブラック・ジャックを助けた蟻谷さんのやさしさが身に染みるお話。ブラック・ジャックは人から冷たい対応をされることが多いので蟻谷さんのような人は貴重です。そんな蟻谷さんが急性心不全という重症になりチェーンストークス呼吸をしている死にかけの状態から復活させたブラック・ジャックの技術がすごい。

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ブラック・ジャック9 手塚治虫漫画全集159

著者 手塚治虫

発行者 三木章

発行所 株式会社講談社

1982年9月20日第1刷発行

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