闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

てではなそう4 おいしい!

てではなそう1~3巻以来、7年ぶりに発行された「てではなそう4 おいしい!」です。

1・2・3に比べて情報量が格段に増えています。

テーマが「おいしい」なのでいろいろな食べ物が手話で学べます。

 

気になったところは「て あらってね」という大事な部分が一番ラストのページに載っていた所。

「て あらってね」は一番最初のページに掲載されていたら自然だったのにな…

 

最初の「たべる」というポエムは説教臭いかな…

「わたしは たべる」からはじまって「○○が たべる」と続き最後は「いきるために」と締めくくっています。

手話の本にこんな説教はいらないですよ。「おいしいから たべる」でいいんじゃないのかな?

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てではなそう4 おいしい!

作 佐藤慶

絵 沢田としき

発行人 伊東勇

発行所 株式会社PARCO

発行日 2000年7月13日第1刷

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宇宙のサバイバル 2 科学漫画サバイバルシリーズ

宇宙のサバイバル1の続きです。メインキャラは引き続きマル、スージー、シャシャの三人です。

 

三人は宇宙を目指す訓練で苦労の連続。

スージーは荒れた波に揉まれて低体温症になり、マルはG-Loadテスト(重力加速度訓練)でG-LOC(Gravity-induced Loss of Consciousness)重力による意識喪失やブラックアウトで苦労します。

重力のせいで意識を失うのは良くあることで、対応としては呼吸法もありマル達は呼吸法も練習しています。この呼吸法は疲れた時の疲労回復にも良さそう。

 

前回に引き続きかなり下品な内容が続くのでもったいない。

せっかく宇宙をめざすという珍しい内容なのに野グソや鼻くそやカンチョーなどの下ネタが続きます。カンチョーは本当に危険なので絶対にやってはいけないため漫画で描くのは止めた方がいいと思います。

 

三人の中から宇宙行きで選ばれたのはマル…主人公なのでわかってはいましたが…途中からスージーとシャシャは空気になり存在が消えます。

とはいえ3巻で三人の活躍がまたみられるかもしれないので期待しています。

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宇宙のサバイバル 2 科学漫画サバイバルシリーズ

文 洪在徹

絵 李泰虎

発行者 須田剛

発行所 朝日新聞社

2009年3月30日第1刷発行

2016年6月30日第13刷発行

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じゅんくんの学校

特別支援学校に通う小学二年生のじゅんくんが主人公。

じゅんくんには苦手な事が沢山あります。靴をはくこと、高い所、手洗いうがい、マスク、トマト、走る事…等々。

 

苦手な事が多くてもじゅんくんは前向きに淡々とチャレンジしています。苦手なトマトもがんばって口にいれるのが素晴らしい。

 

特別支援学校に通うじゅんくんですが障害の種類は特に書かれていません。おそらく軽い知的障害で肉体的な障害は無いかと思われます。

 

「いつか、いろんなことが、もっとできるようになるかも」とじゅんくんの前向きな気持ちが書かれて終わるので後味が良い物語です。

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じゅんくんの学校

文 福田隆浩

絵 ささめやゆき

発行者 山浦真一

発行所 あすなろ書房

2022年6月30日初版発行

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菊池和子写真集 命の限り 筋ジストロフィーの青年と家族

「しんちゃん」「二十歳になりました」に続く菊池和子さんの写真集です。

主役は福山型先天性筋ジストロフィーの加藤慎大郎さん。

24歳になり顔だちもぐっと大人になりました。

お母様お父様に愛されていて見ていて安心できます。

 

入浴中の写真がかなりぎりぎりでした。

入浴準備の写真はほぼ全裸なのでハラハラします。

せめて下半身に布を…!!

 

震災後の本なので障害を持った方と暮らす際の電源の重要度についても書かれています。

災害はいつ起こるかわからないので備えは大事ですね。

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菊池和子写真集 命の限り 筋ジストロフィーの青年と家族

著者 菊池和子

発行所 現代写真研究所出版局

発行日 2012年4月20日(20月というとんでもない誤植がありましたが訂正して20日で入力)

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ネットで故人の声を聴け 死にゆく人々の本音

ネットに残っている故人の情報を本で読むことができます。

 

第1章「T細胞型急性リンパ性白血病ワイルズさん

第2章「縦隔原発胚細胞腫瘍、急性リンパ性白血病」山口雄也さん

第3章「自殺」ブキミオトコさん

第4章「スキルス胃がん」のんさん

第5章「筋ジストロフィー」轟木敏秀さん

第6章「転移性脳腫瘍、失語症、がん、四肢まひ、余命宣告」中鉢優香さん

第7章「肺がん」どじつきさん

第8章「大腸がん」マイディーさん

第9章「自殺」Aさん(ハンドルネーム等も設定なしのため仮の名前)

第10章「肺がん」hiroさん

第11章「糖尿病、眼底出血、不整脈、片目失明、壊疽、両足切断、腎不全、人工透析、うおのめ」落下星さん

第12章「がん」小和田朗さん

第13章「直腸がん、大腸がん」星野史雄さん

第14章「リハビリ、心筋梗塞、老人ホーム」堀江幸子さん

第15章「殺人」北口忠さん

 

本が出ていたりテレビに出ている本やサイトもあるので安心して読むことができます。一人一人に焦点を当てているので新たな事実を知ることができて面白かった。

 

忘れられないサイトは私もあります。ピコさんの「独女のスキルス胃がん日記♪」が好きだったのでお亡くなりになった時には悲しかった…

現時点ではまだサイトがWEBで確認できますがピコさんのサイトも見る事ができなくなるのかな…

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ネットで故人の声を聴け 死にゆく人々の本音

著者 古田雄介

発行者 田邉浩司

発行所 株式会社光文社

2022年3月30日初版1刷発行

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いのちかがやけ!タイガとココア 障がいをもって生まれたアムールトラのきょうだい

軟骨形成不全症のアムールトラのきょうだいタイガとココアが育っていく状況が丁寧に書かれています。

 

母トラのチョコがタイガとココアを生んだ後、育児放棄をしてしまい動物園側で二匹を育てる事になります。元々三匹生まれていたのですがチョコは子供達に障害があることがわかったからなのか育児放棄をします…動物園で暮らしているとはいえ野生の本能みたいなものを感じます。すぐに亡くなってしまったもう一匹の子トラもきっと障害があったんでしょうね。

 

タイガとココアを動物園で初公開する際のトラブルは動物園側が悪いかもしれない…初公開の際にお客さんが騒いでしまうのはわかっているであろう事なので事前に「お静かに」等お客様に言うべきでした。

 

残念なことにタイガは肉をのどに詰まらせて死亡してしまいます。あまりにあっけない最後でモヤモヤが残りました。

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いのちかがやけ!タイガとココア 障がいをもって生まれたアムールトラのきょうだい

文 あんずゆき

発行者 水谷邦照

発行元 株式会社文溪堂

2009年10月初版第1刷発行

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