闘病記しか読みたくない

闘病記しか読みたくない管理人「つばめ」のブログです。日本中の闘病記が読みたい。悪趣味だと言われようが闘病記や病気をテーマにした本から感じ取れる生への記録に感動している毎日。本の紹介はネタバレを含みます。道端のポスターの写真等を撮るのも好きです。すべての写真は自分で撮影しているものです。

肺炎

ユメのいる時間に

リフォーム中の古い洋館で昔にタイムスリップをする小学生の鈴川音彦が主人公。 清潔感溢れるスケッチ風の挿し絵がとても美しい。 音彦は何度もタイムスリップをし「さっちん」という女の子と白い犬「ユメ」と出会います。 いわゆるボーイミーツガールなので…

もも子・ぼくの妹

超未熟児で生まれた双子の力ともも子の物語。力が920グラム、もも子が710グラムでの誕生なので二人とも相当小さかった事がわかります。 幸運なことに力は健常児でしたがもも子は5歳くらいから手や足の筋肉が硬くなり、走ることができなくなり自力での…

12歳 命の輝き 薬害エイズで逝った兄弟

血友病の治療で薬害エイズになり死亡した兄弟の物語。兄弟二人とも血友病で同じ薬害エイズで亡くなるという現実が生々しいです。 兄の広太さんは頭蓋内出血の治療の後遺症で知的障害が残ってしまいました。広太さんはかぜや肺炎、点頭てんかんなどの治療もし…

じいちゃん、出発進行! 絵本こどもに伝える認知症シリーズ5

藤川真一くんが認知症のおじいちゃんを理解しようと頑張るお話です。 おじいちゃんの名前は藤川長吉。 認知症が進んでいるので服に名前と住所の名札を付けています。 ある日、おじいちゃんとぼく(真一)の頭と頭がゴツンとぶつかり、真一の心がおじいちゃんの…

生きる 一歩一歩、前へ

頸髄損傷で車いすに座っているShoko(高橋尚子)さんが美しく表紙を飾っている本です。パッと見たらかわいい女の子が椅子に座っているだけですがよく見ると車いすというインパクト。 卓球に情熱を燃やしていた17歳の時に全日本卓球選手権の帰り道に交通事故…

病と老いの物語

医師の書いた「病」と「老い」に関する本です。 出てくる患者さんはほとんど老化しており、そのためか病気の種類の多さ、難病の多さ、話題の広がりに驚きます。 パーキンソン病、筋委縮性側索硬化症、多発性筋炎、慢性肝炎、急性硬膜下血腫、筋ジストロフィ…

あふれる光の中で ドキュメント青春賛歌

12の物語の中で青春賛歌を感じ取れる作りになっています。どれもずっしりした重みがある物語で読み応えがあります。 1・渡辺一博くん 父が交通事故で重傷になり、家庭の事情のため高校への夢をあきらめかけていた一博くんが故郷を離れ高校野球に打ち込む…

薫は少女

肺結核、輸血を必要とする貧血、急性肺炎が重なり若くして亡くなった薫の事を姉の幸子が思い出している形で話が進みます。 薫は生まれながらに体が弱くジフテリアになり、医師に気管支も肺も弱いと言われ、心臓も肥大していると診断されます。その他、わきの…

ブラック・ジャック1 手塚治虫漫画全集151

表紙は運転中のブラック・ジャック。車の中でもコートを着ているのが律儀でいいですね。 第1話「報復」では本態性動脈血栓症の子供が登場。ボッケリーニの孫ピエトロが病に苦しみブラック・ジャックに助けを求めるも医師連盟の会長の手回しでブラック・ジャ…

ビッグTと呼んでくれ

184センチ135キロの17歳、男子高校生トロイが地下鉄のホームで自殺しようとする所から物語は始まります。 ヤングアダルトにありがちな「ボーイミーツガール」ではなく「ボーイミーツボーイ」なのが新鮮。 トロイの自殺を止めたのは伝説のパンクギタ…